クソして三年寝るブログ

関東零細企業の牧場にいるSES奴隷のSEです

未来のミライ感想(ネタバレ大いにあり)

ネタバレを含みます

・感想(箇条書き)

1.結局未来のミライちゃんはなにしに来たの?

2.細田守のやりたいことはわかるけどそれにしては雑すぎる

3.東京駅の造形がめちゃくちゃかっこいい

・感想(まとめ)

1.について

ドラえもんやろうとしたけどなぜドラえもんが未来からのび太くんの家に来たのかがわからないまま進む本編だった感じ。未来のミライちゃんがなんで赤ちゃん返りしたくんちゃんの前にきたのかがわからないまま終わってしまい、なんかどことなく空虚な印象が残ってる。家族構成のなかのくんちゃんを書くために未来から連れて来たのかわからないけれど、どうあれミライちゃんの目的がわからないまま進むのでよくわからなくなっている。

2.について

細田守のやりたいことと描きたかったことが、現在の自分がいるのは、先代の人間の小さな奇跡の積み重ねであるということや、妹含めて家族構成の中の一部であることを伝えたかったのだろうとは思うのだけど強引すぎる。

先代の小さな奇跡の断片的なところを書くのは上手いのだが、家族構成という枠に収めるための描写として未来のミライちゃんを使ったとしても、未来のミライちゃんが赤ちゃん返りしたくんちゃんの前に現れてお兄ちゃんにお兄ちゃんのような振る舞いを求めてくるところ、そして家族構成としてくんちゃんの位置をくんちゃんが知る下りがかなり雑なので、二つのテーマを1本の映画で書くには強引過ぎ。

3.について

磯子駅から東京駅への電車と駅の構内の造形がかなり美しくてよかった。エヴァコラボ新幹線見えたときにドキドキした。あの近未来東京駅と丸ノ内線ホームに向かうまでの道のりをVRで見たい。本当にカッコよかった。

4.他

親子、先代とくんちゃんが自分の血筋にあたる人間の一幕に入り込んで行くところ、母とその母、くんちゃんとお母さんの関係に見られる蛙の子は蛙感とか、誰も来た道のりを歩いてているというところはなるほどな、と思うし違う時制の事柄を一本軸でつないでいるのにもかかわらず映画がブツ切りにならずに進んで行くのはすごい。ただ、そうあったとしても絆の話を書くのであれば、先代からの小さな奇跡の積み重ね、親子の関係にあるものを描くというのなら、親子をつないでゆく話を書いてくれないとなあ、と思いました。自転車の補助輪を外すところから「父親らしくなってきたんじゃないの」(意訳)のまでのくんちゃんとお父さんとお母さんの関係性がかなり空虚に見えてしまったのがだいぶ残念だった。

補助輪外しのところも、父親がやったというよりはひいじいじが教えたことが生きてしまっているので父親が父親の枠にはまっているだけの人になってしまっていたのが無だった。